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実績紹介

WORKS

DESIGN

善福寺公園⽣物多様性保全整備予備設計

「⽣きものと⼈がともに⽣きる公園」を⽬指した、⽣物多様性に重点を置いた基本設計。今の⾃然を維持するだけでなく、もっと豊かだった⽣物相を取り戻すことも⽬標としている。

業務の概要
善福寺公園の生物環境を将来にわたって守りながら、人々が自然とともに過ごせる公園のあり方を検討する、基本設計に取り組みました。
前年度には、公園内の動植物について詳細な生物調査が行われた。本業務では、生きものの状況だけでなく、「人がいつ、どこで、どのように公園を利用しているのか」に着目し、生物の生息環境と人の利用を重ね合わせながら、生物を守る場所と、人の活動を受け入れる場所をどのように両立させていくかを検討しました。
検討にあたっては、地域で長年にわたり自然環境の保全活動を行ってきた複数の市民団体との意見交換会を開催しました。地域の自然を見続けてきた市民の知見や思いを丁寧に聞き取るとともに、樹林や昆虫の生態に造詣の深い専門家にも加わっていただき、多様な視点から公園の自然環境とその保全のあり方を考えました。
人の利用実態については、KDDI の「ロケーションアナライザー」を実験的に活用し、24 時間の人流データを取得するとともに、12 時間にわたる目視調査を実施しました。デジタルデータによる広範な把握と、現地での観察を組み合わせることで、それぞれの方法を補完しながら、公園利用の実態を捉えました。
その結果、善福寺公園は早朝5 時頃から夜間まで、幅広い年代の人々に利用されていることが明らかになりました。
一方で、ロケーションデータでは、公園の主要な利用者である子どもや高齢者の利用を十分に捉えにくいことも分かりました。

この調査を通して、デジタル技術によるデータだけでは捉えきれない公園の姿があることも明らかになりました。
データ、現地での観察、地域で蓄積された知見、そして専門家の知識。異なる視点を重ね合わせることで、善福寺公園の自然と人の関係を立体的に捉えました。
生物の生息環境と人の利用実態。その両方を丁寧に捉えながら、自然を守ることと、公園を使うことが共存できる空間のあり方を検討しました。
生物の生息環境と人の利用実態。その両方を丁寧に捉えながら、自然を守ることと、公園を使うことが共存できる空間のあり方を考えました。

発注者 東京都
受託年度 令和7年
所在地 杉並区善福寺